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2008/08/17

アン・ルイス 『LA SAISON D'AMOUR』 (1982年)

               La_saison_damour_lp_1

1982年リリースのアン・ルイスさんのアルバムです。
お子さん(美勇士さん)を出産・休養後、活動再開の第一弾です。 ジャケ写真、美しい!
アンさんが「女ジュリー」になると公言してた時期です。

プロデュースはイギリス人のLEA HART で、演奏も彼のバンド THE ROLL UPS です。
アンさんは、前作の『LINDA』でバンドとしての活動を志向し始めたようですが、その時々で
興味を持った音楽を「やってみる」という感じでしょうか。アルバムごとに異なるテイストです。

LEA HART は 1979年に THE ROLL UPS 名義でアルバムを出したあと、
1980年にイアン・ミッチェル・バンドのギタリストとして来日しているそうです。
その後 1982年に THE ROLL UPS を再結成(メンバー・チェンジ)しアルバムを出しました。
(『LEA HART & THE ROLL UPS』、聴いてみたいです。)
そして同年、このバンドを伴ってアン・ルイスのアルバムに参加するわけですが、
このときのドラマーが Jim Copley でした。

               La_saison_damour_lp_1_2


               (上段・右が Jim です。 当然ですが若い!)

バンドはこのアルバムとそれに伴うテレビやライブの出演でアンのサポートを終えますが、
Jimはこの後も 1980年代のアンのアルバムに関わっていくことになります。
そして 1988年、ついに Char & The Psychedelix (Jim Copley, Jaz Lochrie, 佐藤準 &
アン・ルイス) に繋がっていくわけです。

さて本題の『ラ・セゾン・ダムール』に戻りますが、ギターを中心にしたポップなロックや、
当時の流行でもあったニュー・ロマンティクなナンバーが並んでいます。
LEA HARTを中心とした英語詞の楽曲と、親交の深い日本人による楽曲が入っています。
それにより、UKポップ&ロックに日本人バランスを織り交ぜ、前作からの流れも作って
いるように思います。

01 と 02 は LEA HARTによる軽快なポップ・チューン。
03 詞・下田逸郎、曲・大沢誉志幸の日本語曲で、アレンジはツイン・ギターの洋楽ポップス。

04 はシングルになった、三浦百恵さんの詞にジュリー(沢田研二)が曲をつけた、
ニュー・ロマンティックなテイスト。ジュリーの「ストリッパー」もこの頃ですかね。

05 は、かなりUKなロックです。 Char&Jim Copley がサポートしても違和感ないかも。
06 LPでは A面ラスト。 下田逸郎-竹内まりやコンビによる優しいバラードの小作品。

07 UKハード・ロックと後の歌謡ロックの橋渡しのようなカッコいい楽曲。
08 はピアノで始まってギターのリフがかぶさるミディアム・テンポなポップ・チューン。
09 は、下田逸郎の詞に桑名正博の曲で、ライトでちょっとけだるい感じ。

実はワタクシ、前作『LINDA』の「ピンク・ボロニー」同様、ちょっとだけやっていた
女性Vo.バンドで、この 「A ちょっとHOTみだら」をカバーしたことがあります。(照)

10 も同じく下田-桑名コンビ。こちらは遅めのテンポでちょっとヘヴィなロックです。
11 ちょ~カッコいいです。'80年初め頃で例えるとフォリナーのような匂い。(違うか?笑)
12 アルバムのラストは A面ラスト曲のリプライズで静かにエンディング。佳曲です。

シングル曲「ラ・セゾン」を除き、ファンのあいだでもあまり話題にならないのは残念ですが、
このアルバムのセールスの実績によって、その後もアンさんの好きなことが
続けていけることになったとも思われる重要な意味を持つ作品です。

CD化は昔されたものの現在は入手困難(私もアナログLPのみ所有)ですが、
25年以上経った今でも、洋楽好き・UK ロック好きにお勧めできるカッコ良さです。


曲目:
-------
01. PHOTPGRAPH
02. BABY LET ME STAY TONIGHT
03. さよならスウィートハート
04. LA-SAISON
05. SHAKE DOWN
06. DON'T SMILE FOR ME PART 1
07.CAN YOU LIGHT MY FIRE
08.ALL MIXED UP
09.AちょっとHOTみだら
10.つかのまスターダスト
11.DOUBLE VISION
12.DON'T SMILE FOR ME PART 2

おまけっぽいですが、 シングル「ラ・セゾン」(EP)のジャケットです。

               La_saison_ep_2

  金色に染めた髪とスタイルが「ニュー・ロマンティック」です。 美しい! 麗しい!
            JAPAN のデビッド・シルビアン風ですかね。


最後に、アンルイスの「ラ・セゾン」を、THE ROLL-UPS の演奏でご覧ください。

http://jp.youtube.com/watch?v=6VR306fCIIw

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