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2012/08/05

2012.08.02 & 03 ジャック・ブルース/Char/屋敷豪太 “Absolute Live Japan!!”

Char_x_jack_blues_x_2012080203_abs


クリームのベース&ボーカリスト、僕にとっては伝説と言っても過言ではない
元クリームのジャック・ブルースと、ギターの Char、そしてドラムの屋敷豪太
によるスリーピース・バンドの、日本だけのスペシャル・ライブが、
8月に入ったばかりの 3夜にわたり開催されました。

8月1日(水) ビルボード・ライブ大阪
8月2日(木) ビルボード・ライブ東京
8月3日(金) ビルボード・ライブ東京

僕はこのうち東京での 4ステージを観てきました。

Char_20120802

ビルボード東京は 2008年 6月の Jimmy Copley の 「Slap My Hand」
Special Session 以来だから、約 4年ぶり。
施設としては素晴らしいライブ・レストランです。
お店のスタッフも良く教育されていて気持ち良いです。
ステージの後ろが大きなガラス張りになっていて、
開演まで外の風景がみえるのも良い雰囲気ですね。

Char_20120803


ステージには、左から Hartke のベース・アンプ、中央にシンプルなドラム・セット、
右に見慣れた MACHLESS のギター・アンプ。
このゴツいベーアンを観ただけで、どんな音が出てくるんだろうと興奮してきます。
実際、開演ちょっと前にスタッフが出音チェックした時は・・・ 「わ、でかっ!」(笑)

Charさんのギターはいつものギタースタンドにお気に入りを6本ぐらい立てて
ありましたが、最初はブラウンのSGを使うようで、スタッフが出音チェックを
しておりました。

さてステージ後方の大窓がカーテンで覆われて、いよいよミュージシャンの登場。
Char, Gota, Jack の順に登場。ギターはやっぱりブラウンのSGだ!
さあ何を演奏するんだろう・・・

目で合図をして、ちょっとしたジャム、おお、ジャックが立って演奏してる!(笑)
そこから Charのギターのリフで「Stepping Out」が始まりました。
スリーピースなのにすごく厚くて重いサウンドです。

基本的にジャックが思うままに弾いて、Charがそれにあわせながら曲として
ギグとして成立させているというような印象をうけました。
屋敷さんは低音重視の歯切れのよいドラミング。
ジャックの判りづらい合図を気にして始終、ジャックの方をみていました。

2曲めに「N.S.U.」。 おお、ジャックが歌ってる! 屋敷さんがコーラス!
カッコいいじゃないですか!

3曲めはリズム遅めでギター・リフもリ・アレンジした「Crossroads」。
Char さんのボーカルです。

間を置かずに4曲め Politician、ジャックの太い声が迫力でした。
演奏後、2日の1stではジャックが Charさんと屋敷さんを紹介して、
さらに屋敷さんに「ドラム・ソロやってよ、ドラム・ソロ」と催促しましたが、
「いやいや、できないできない。いやいや、あとであとで」と辞退。
ほんとに演りたくなかったとみえます。
しかし、この「あとで」が、あとで悲劇(笑)を生むことになろうとは・・・

5曲めは「I'm So Glad」、ジャックのリード・ボーカルに、あとの2人が
バック・ボーカルを努めます。

2日の1stでは、この曲のあとに Charさんが少し躊躇しながら、
ギターをバーガンディ・ミストのストラトに持ち替えて 「Budge」
僕は「そうか、TRADROCK by ERIC」でやったのでストラトにするのかぁ、
と思ったんですが、それ以降のステージでは SGを使っていました。
2日の1stではこの曲の終わり方、次へのつなぎ方の打ち合わせが
うまく行ってなかったように思われます。 聴いてる方も戸惑ってる感じ。

次は 「We're Going Wrong」、渋い選曲です。 ジャックのボーカル。
2日の2nd と3日は全曲の終わりからこの曲の始まりに向けて
地を這うようなドラミングでつながっていましたね。
Charさんもその間にギターを替えていました。

本編ラストは「Sunshine Of Your Love」。
ジャックのリード・ボーカル、Charさんのサイド・ボーカル。
後半のインプロヴィゼーションがもう勝手きままな、
クリームそのものという緊張感でした。

そしてアンコール。「White Room」です。
緊張感と迫力とグルーヴ感とインプロヴィゼーションと、ギターのワウワウ、
すごい演奏でしたね。
4ステージ観たんですが毎回毎回、感動がより大きくなって、
最後は本当に鳥肌が立ちました。


Char_20120802_1st1


クリームのジャック・ブルースですよ。インプロヴィゼーションが基軸ですね。
コードがどうこうなんて気にしない、感情のおもむくままに音を出すのが基本。
きっちりと構成ができていて作りこまれた音楽とは違うドキドキ感、
それに加えてリハはほとんど演ってないんだろうなというハラハラ感、
そんな状況で観客をいれてコンサートとして成立させる、この3人の力量。

ジャックも楽しそうに演奏していたし、屋敷さんもジャックとCharさんの
プレイを観ながらもグルーヴを作り出しつつ終始ニコニコ笑っていて、
Charさんはと言えば、子供の頃の憧れのミュージシャンとの共演を
楽しみながらもブイブイ弾き倒しまくるゾクゾクするギタープレイで、
素晴らしいライブ演奏でした。 これがライブですよ。

もう「TRADROCKライブ」は終わりにしましょうよ (笑)

2日の1stで僕の近くに4人で座っていた中年サラリーマン風の男性客が
終宴直後に興奮して語ってました。
「いや~、すげーよ~。」 「生のクリームだよ、すごかったな~。」
「ロイヤル・アルバート・ホール(2008年のクリーム再結成)より全然いいよ!」
「そうだよ、クラプトンよりすげーよ。クラプトンいらねーよ。」 (おいおい ^^;; )

まあ、僕も含めて素人の発言なので、そのへんはご配慮いただくとして、
そのくらい良かったということです。

僕の感覚では 3日はもっと良かったですね。
最低限の構成が固まって、プレーヤーに余裕が出たぶん演奏に集中できた
のではないでしょうかね。
特にジャックの体力が十分にあった3日の1stが締まっていて良かったです。

実は2日の公演のあと、セットリストの予備曲があと2曲あるらしいという
情報を得ることができました。1日に行われた大阪からの情報だったんですが、
そう言えば大阪の演奏はどんなだったんでしょうかね・・・。

その予備曲のひとつが「Spoonful」で、3日の2ndではアンコールの1曲めとして
演奏されました。

アンコールのとき、4ステージそれぞれで記録しておきたいことです。

2日の1stのアンコールで曲を始める前、客席から 「アンクルジャーック!」
の掛け声が。 なるほど、Charさんの曲を1曲でも演って欲しいと・・・
しかも曲のタイトルがピッタリだということからのリクエストですね。
残念ながら聞いてもらえずだったわけですが。
後日わかったのですが、この掛け声の主はツイッターで私をフォローして
下さっている @yakumarujirushi さんでした (笑)

2日の2ndのアンコールで再登場して、
ジャック 「(日本語で)ありがと、ございます」
Char 「He said, "Thank you". 」 ~ 客席爆笑
ジャック 「(聞き取れず。たぶん "英語も日本語も上手いよ" みたいな)
Char 「(日本語で) ありがとうございます。 アリゲイトゥ 」
屋敷 「日本語がなかなか上手いと言ってます」

で、その後の White Room、後半のギター・ソロに入る前のところで
ジャックが屋敷に何か合図を送ってる・・・ 屋敷、何の合図か判らない・・・
屋敷が何?何?という合図、ああ、演奏がとまりそう・・・ とまっちゃった。
ジャックがドラムセットに歩み寄り屋敷に 「ドラム・ソロ、ドラム・ソロ」
そんなにドラム・ソロをやらせたかったんだね(笑)
屋敷さん、ちょろっとドラム叩いて、派手にソロやるかなと思ったら、
すぐにWhite Roomに戻るべく叩きながら合図を送ってる。
ジャックが入ろうとしたのかインプロやろうとしたのか、とにかく入りそこねる。
ちょっとのあいだ3人でもたもたっとして、ドラムのダン!でギター・ソロへ。

う~む、打ち合わせなしだったんでしょうね~。
アドリブでいっちゃうほどリハはやってないってことですね~。
まあ、そのあとは何事もなかったように・・・ いやジャックと屋敷さんの間に
何かあったか? 真相はわかりませんが、客が一番困ったかもね(笑)

このあと退場するとき、Charさんが最後の最後に
「もう一度・・・ Jack Bruce! My Hero!」


3日の1st、アンコールで再登場したあと屋敷さんが
「すいません、ちょっと言わせて下さい。」 ん? なになに? 気になる。

「僕はジャックと演れてほんとに嬉しいです。」 (場内歓声と拍手)
「そして、Charさんと演れてほんとに嬉しいです。」(場内大歓声と拍手)

いいねえ~、ジャックとの共演は判らないけど、Charさんとまた演ってください。
楽しみにしてますよ! ほんとに期待してますよ!

最後の Spopnful の追加以外は、全部同じセットリストでしたが、
インプロを基軸にしていることで毎回それぞれ違う興奮と感動がありました。


「僕はこのライブを観れてほんとに嬉しいです。」

Set List
----------------------
01 Stepping Out
02 N.S.U
03.Crossroads
04 Politician
05 I'm So Glad
06 badge
07 We're Going Wrong
08 Sunshine Of Your Love

Encore (8/2 1st, 2nd と 8/3 1st)
09 White Room

Encore (8/3 2nd のみ)
09 Spoonful
10 White Room


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