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2014/12/31

【追記あり】 Char は進化している! - 2014.12.29~30 EX THEATER presents Char the Recital "リサイタル" 2014

Char_20141229_2




毎年恒例の(と言っても言っても昨年と今年だけど)、

Charさんの EX THEATER ROPPONGI での年末ライブ。



今年のタイトルは・・・上記の通りです(笑)

発表された時は、「リサイタル? どんな内容になるんだろう」と

楽しみ半分、不安半分というのが正直な気持ちでした。

メンバーは、ドラムスにロバート・ブリル (Robert Brill)、

キーボートに佐藤準、ベースに澤田浩史(敬称略)という、

昨年のメンバーからミッキー吉野さんが抜けた布陣。



不安半分と言いながら、チケットはZICCA最速先行でいち早く、

悩みもせずに2日とも購入。昨年は 3 Nights だったけど今年は

2 Nights で気が楽ですから(言い訳ですがね)。



EX THEATER、どこに座っても良く観えて良く聴こえます。

今年は1階前方のフラットな座席と階段席の間の通路をなくして

1列(G列)を増やしていましたね。

これが直前に出た追加席だろうか・・・

だとしたら追加席を購入した人はラッキーですね〜。(推測です)



ステージは向かって左端にベースアンプ、中央より少し左寄りにドラムス、

会場右側に向かって斜めにセットされていて、右側に座っていた僕の席から

バスドラ真正面のようにみえて期待感が膨らみました。

向かって右寄りにギターアンプとCharさんのエフェクターボード、

右端にキーボード、奥にオルガン、レズリースピーカ、手前にエレピ、

その上にシンセが置かれていました。



準さんのオルガン、シンセ、ピアノ、ただただ素晴らしいの一言。

あの頃・あの時のフレーズで要所を決めながら、引き出しの多いプレーを

楽しませて頂きました。

ロブさんのドラムはやはりハイハットで随所に挟んでくる裏打ちが特徴的。

その独特な間の取り方は、2年前に生で観たジンジャー・ベイカーに似ている

気がします。個人的な感想ではありますが。

澤田さんは昨年のここ EX THEATER でのライブを機会に、76年~78年の3作の

故ジョージ・マスティッチさんのフレーズをかなり忠実に取り入れてきていて、

その頃の曲をより本物にしてくれるんですね。



Charさんに関しては、やはりその頃を意識した機材を使っていましたが、

低中域が太い迫力ある音色が特に印象的でした。キンキンしないんですよね。

お約束というか必要不可欠なフレーズをきちんと聴かせつつ、それ以外の

ところではアグレッシブなソロを聴かせてくれました。

ミストーンというか、明らかにフレットポジションを間違える大きなミスもいくつか

見られたのですが、そんなものはどうでもよくなる程のプレイ。

それもCharのコピーではなくて、新しい解釈のセルフカバーを追求しているから

だろうと思います。



リサイタルという名前をつけたことを具現化するかのように、珍しいスタイルも

観ることが出来ました。Charさんがピアノ弾き語りで歌う、それだけでなくて

途中でギターを抱えてソロやリフを弾く・・・・

なりきりチャーを目指しているギター小僧&ギターおじさんの多くは、

「う、俺もピアノやっとけば良かった」と思っているのではないでしょうか(笑)

「とりあえず Wondering Again だけ弾き語りできるように練習する! 」

を 2015年の抱負にする人も少なくないかもしれませんね。




新曲も聴くことができたし、来年もやろうかなんて言ってくれたし、

その時はまた新曲を1曲持ってきたいとも言ってるし、進化し続けている

新しいCharさんをこれからますます期待したいと思えた、素晴らしいライブ

だったと思います。




さてリサイタルの内容を順を追ってレポートします。



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Char_20141229_3



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29日、30日とも予定開演時刻より約20分遅れでメンバー登場です。

Charさんは白いスーツに白いシューズ、ファーストアルバムのジャケット写真と

同じようないでたちです。 違いは長い羽根つきハットとストールかな。



機材は詳しくないのでアレですが、アンプは HIWATTで、

ギターはおなじみのレモン色っぽくなった67年製のムスタング。

ここにも昔の音作りを意識してることを感じました。



まずはブルース風にジャム、そしてそのまま「Tokyo Night 」へ。

続けざまに「逆光線」、「ふるえて眠れ」とセカンドアルバムからの

曲を続けたあと、デビューシングルの「Navy Blue」までノンストップ。



このあとやっと最初のMC。男前な構成ですね〜(笑)

ジャケットを脱いで、裸に黒のベストのスタイルになって、まずはメンバー紹介。



29日のMCでは、デビューシングルの時のレコード会社のプロデューサーからの

注文は『メリージェーンのような日本人の(心の)琴線に触れるような曲』

だったという話を紹介、準さんは「知らなかった!」



30日はギターを交換するのに少し間があきそうだったからか、

準さんにMCをふって、さらに澤田さんにしゃべらせ、ロブさんにも一言。

すかさずメンバー紹介に持ち込んだというところでしょうか。流石です(笑)

ロブさんの一言は、おおわくで



「みなさんが本当に良い年を迎えられることをお祈りするということ以外、

特に言葉がありません。そして皆さんが本当にすばらしいということを

再度言わせて頂きたいと思います。」



という感じでしたかね。

Charさんは 「とにかく俺は納豆が食べたくて日本に帰ってきたんだ、

と言っております。」 と訳しておりました(笑)



30日のMCでは、レコーディング・メンバーに話が及びました。

アメリカにファーストアルバムのメンバーを探しに行く前に、シングルだけ先に

レコーディングすることになって、すでにロブは(高校を卒業して)アメリカに

帰っていたこともあって、ドラムスは古田たかし だったと。

(筆者注:まあ第2期 Mad Brothersから一緒でしたけどね ^^)

そしてそしてベースの方の名前も判明しました。

「じろう」と言ってましたけど、たぶん福田郁次郎さんですね。

あ~、スッキリした~ (個人的な事です・笑)



「デビューシングルから38年ぐらい経ってココに来ました。新曲を聴いてください。」

新曲は、(今日の日付)西暦2014年12月29日(30日)、59年と196(197)日め〜

という歌い出しの 「Moving Again」というタイトル。

新たな旅立ち、ここから始まる、というワクワクする詞が含まれてますよ。

曲調は Psychedelix 〜 ポリドール/ユニバーサル期の雰囲気でしょうか。

ギターは『新たな』ということでしょう、Charizmaに交換しました。



続いて変拍子のイントロから骨太なリフ、「Change!」という言葉以外は

ほぼインストのヘヴィなナンバー。

(追記: この曲は2014年9月に発表された、ゴルフクラブPRGR(プロギア)

のイメージソング 「Change」
でした。)



それからインスト続きで準さんのピアノのイントロから「A Fair Wind」、

久しぶりに聴いてゾクゾクしましたね〜。



コール&レスポンスで観客を煽って「You Got The Music」、

引き続いて第一部のラストは「Shinin' You, Shinin' Day」

ミストーンなんかもろともしない魂のソロでしたね。

エンディングに合わせて緞帳が閉じられていく・・・・

僕の席からは最後までロブさんのドラミングを観ることができました。

(反対の左側からは最後までCharさんが観えていたんでしょうね・笑)



約17〜18分のインターバルのあと、第2部はCharさんのピアノで

「My Friend」〜「表参道」、途中でレスポール ゴールドトップを

抱えてギターソロからエンディングまで。良い音するなあ、ゴールドトップ。

そのまま続けて「空模様のかげんが悪くなるまえに」、さらに「かげろう」。

レスポールでの空模様や かげろう は珍しいんじゃないでしょうか。

それにしても絵になるなあ。

レスポールのゴールドトップ、サードアルバム「Thrill」のイメージなんだけど

一番お似合いかもしれませんよ。



衣装は白シャツに黒のパンツというラフなスタイルに変えてきました。



それからやっとMCです。

29日は、時間が過ぎるのが速いとか世の中どんどん変わっていくとかのお話やら、

雨男の話とかやったあと、今日は雨だからってことで 「Rainy Day」。



ここの部分、30日は MCなしで 「波」に入れ替えてきました。



ギターは再び 67年ムスタング。そのまま「The Leading Of The Leaving」。

さらに「Sunday Night To Monday Morning」〜「過ぎゆく時に」〜「Ice Cream」

コーラスをかけたムスタングの音、歪みながらクリーンなムスタングの音、

痺れます。

30日は Ice Cream 途中でトラブル(弦が切れた?)があり、バックの演奏は

そのまま継続したままで Pinkloud に交換しました。

このリサイタルでは70年代の曲目では「若いコ」は使うつもりではなかったと

思いますが、幸か不幸かトラブルにより急遽使用した Pinkloud 、う~ん、

やっぱり良いも悪いも若い(笑)



MCを入れずにスリリングなカッティングで、その名の通り 「Thrill」、

そして本編ラストの 「Tomorrow Is Coming For Me」 まで、

一気にたたみかけられました。



アンコールの拍手に応えて 3分後ぐらいに再登場。

「まあ、座ってくれ」 と言って(29日)、ピアノの前に座り 「Wondering Again」、

1コーラス後の間奏で、ローディさんが持ってきたレスポールを抱えて

マイクスタンドの前へ。そしてオリジナルに忠実なソロ。

78年のゴダイゴとのライブではこのスタイルだったんだろうなあ。

後半のソロは一転して新しいフレーズが満載でした。



MCでタクシーの話題をだして、予想(期待?)通り 「Taxi Driver」 、

70年代前半のロックンロールの匂いがプンプンして踊りだしたくなりますね。

そう、昔のロックンロールにはピアノが重要なパートだったんですよ。



ノリノリのロックンロールが終わって、再々度 67年ムスタングに交換。

「さてどうしようか、何やろうか」



29日は客席から 「Smoky!」 と一声。

「いやぁ、Smokyやってないんですよね~」と Charさん。

別のお客さんが 「からまわり!」と叫んだんだけど、僕的にはそれは無いな~

と思っていたら、「じゃ、Charの Smoky、やってみますか!」 って。



30日は 「朝~」 と叫びたかったんだけど、先に 「闘牛士~!」 という一声があり

そちらがすぐに採用されました。よって 29日より1曲増えたわけです。

「闘牛士」 のあと、Charさんがまずロブさんと澤田さんに近づいて何やら一言、

その後、準さんの方に寄ってきて・・・ 「スモーキー」と言ったのが

みてとれました。 アンコールラストは 「Smoky」 !



この Smokyがまたアグレッシブ、かつ準さんのピアノを引き立てていてグっと

きました。 Charさんは常に自分の楽曲を超えていこうとしているんだな。

このリサイタルの全編に渡って感じていたこと、これが本当の

「TRADROCK "Char" by Char」 だなと。

完コピだけしてるんじゃいつまでたっても Charさんには追いつけないよなあ。

あ、そうじゃなくても追いつけないか、普通の人は(笑)



そして 2回めのアンコール。

スモーキー・メディスン解散後に結成したマッド・ブラザースの話。

高円寺次郎吉で1回ライブをやったけど、ドラムスのジム・ウォーターハウスと

喧嘩してその日に解散した話。(75年2月某日)

MCのおかげで雪が降った日だったと判明しました。



その時に 「10代のくせに生意気にも」カバーした、デオダートのバージョンによる

「Moonlight Serenade」 が最後に演奏されました。



うんうん、確かにそのマッド‥ブラザースの最初で最後の

高円寺次郎吉でのライブで、この曲を演奏してますね~。

このレアな曲を聴けただけでもハッピーですよ~!

終演後もしばらくのあいだ、準さんの素敵なピアノの音色が頭のなかで

反復されていました。



と、まあこんな感じだったわけですが、とにかく内容が濃くて、嬉しくて

楽しくて、来年の還暦以降も Charさんの Moving Again に期待しつつ

年を越せるというのは本当にシアワセなことです。



ありがとうございました!



セットリスト:

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第1部

01. ジャム〜 Tokyo Night

02. 逆光線

03. ふるえて眠れ

04. Navy Blue

05. Moving Again

06. Change (筆者注:このタイトルは筆者が仮につけたものです)
(追記: この曲は2014年9月に発表された、ゴルフクラブPRGR(プロギア)
のイメージソング 「Change」
でした。)
07. A Fair Wind
08. You Got The Music
09. Shinin' You, Shinin' Day



第2部

10. My Friend

11. 表参道

12. 空模様のかげんが悪くなる前に

13. かげろう

14. Rainy Day (29日のみ)、 波 (30日のみ)

15. The Leading Of The Leaving

16. Sunday Night To Monday Morning

17. 過ぎゆく時に

18. Ice Cream

19. Thrill

20. Tomorrow Is Coming For Me



(アンコール)

21. Wondering Again

22. Taxi Driver

23. Smoky (29日)、闘牛士 (30日のみ)

24. Smoky (30日)



(アンコール 2)

24/25. Moon Night Serenade



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コメント

このライブ行かれなかったので、詳細がわかって良かったです。ありがとうございました。

投稿: nami | 2015/07/21 14:25

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